『ヴィンランド・サガ』1〜4巻
11世紀、北欧で猛威をふるったヴァイキングの物語。
評判は聞いていたが、やはり面白い。
昔、世界史の授業で習った言葉や時代背景がいろいろと出てきて懐かしくも感じる。
しかし、主人公のトルフィンは何者になっていくのか?
そのあたりが全くこの時点では読めない。
単なる復讐の物語にはならなそうだし、国盗り物語になっていくのか?
無能っぽく見えるクヌート王子は、化けるパターンっぽい。
あと、絵がイイです。非常に物語にあっているし、うまい。
漫画好き男子の漫画感想ブログ
11世紀、北欧で猛威をふるったヴァイキングの物語。
評判は聞いていたが、やはり面白い。
昔、世界史の授業で習った言葉や時代背景がいろいろと出てきて懐かしくも感じる。
しかし、主人公のトルフィンは何者になっていくのか?
そのあたりが全くこの時点では読めない。
単なる復讐の物語にはならなそうだし、国盗り物語になっていくのか?
無能っぽく見えるクヌート王子は、化けるパターンっぽい。
あと、絵がイイです。非常に物語にあっているし、うまい。
16巻で、ついに王騎に最期の時が!
秦の武の象徴であった王騎が、趙の新しい三大天、李牧と龐煖の前に倒れた。
王騎ほどの存在となってしまうと、作者がストーリー上死ぬと決めていても、生半可な死に方では読者は納得しない。
しかし、この王騎の最期は文句のつけようがなかった。
圧倒的にスリリングで凄みのある戦いであり、死であった。
『キングダム』という壮大なる大河ドラマの中でも、伝説的名シーンとして後世に残ることは間違いない。
そして、この死が持つ意味は極めて大きい。
王騎の存在は、ここまで信が目指す「天下の大将軍」の具現化として描かれて来た。
「天下の大将軍」を目指すと言いながら、右も左もわからないヒヨッ子の信には、どうしても道標が必要で、その役割を果たしたのが、他ならぬ王騎だった。
『キングダム』は信が王騎になる物語なのだ。
だが、同時に王騎は一貫して「過去の大将軍」であった。
信が自らの目的地をある程度理解し、自らの足でその方向へ進めるようになった今、王騎の役割は終わってしまった。
信が成長した故に、信が更に成長するために、王騎は死なねばならなかった。
そして、その死と引き換えに信の前に、李牧という強大な壁が登場することになる。
さらに、信のライバルとして、王賁、蒙恬といった若武者が台頭。
王騎の死をもって、中華に新しい時代が到来した。
各所で話題の『悪の華』最新刊5巻が出たようですが、その前に1〜4巻まで一気読み。
ボードレールを愛する文学少年 春日高夫は、ある日密かに想っていた佐伯奈々子の体操服を盗んでしまい、その場面を同級生の仲村佐和に見られてしまう。
弱みを握られた春日は、仲村に「盗んだ体操服を下に来て佐伯とデートしろ」など、様々なド変態要求をつきつけられる。
そして、徐々に仲村に惹かれ始める春日は、たびたびド変態暴走モードに突入し、女生徒全員のパンツを盗んだり、もはや性犯罪者の域に。
「このクソムシが!」「ズブズブのド変態でしょ!」
など常軌を逸した罵倒の言葉が実に印象深く、グッサグサ刺さってきます。
思春期特有の出口の無いドロドロとした鬱屈と仲村、春日の変態っぷりにゾクゾクしながら読む漫画。
これきっと、作者自身がド変態です。
ド変態キャラの漫画を描けば、人気でて売れるんじゃないか?みたいな商業的動機で描いているというよりも(もちろんゼロではないでしょうけど)、思いっきり自分のズブズブの変態性をさらけ出したいという、私小説家的自己顕示欲求&性的欲求に基づいて、極めて真摯に描かれている気がします。
作者の押見修造先生自身が、影響を受けた作品に喜国雅彦先生の『月光の囁き』をあげていることからも間違いないでしょう。(『月光の囁き』も“性癖”に真摯に取り組んだ名作。)
これは、変態から世間様へのアプローチです。
なんて言うと「人間はみんな変態だよ」みたいな一般論がありますけど、ここでいう「変態」はそういううわべのファッション変態とは一線を画しています。
自分の奥の奥からわきあがる凶暴な獣のような変態性。
良識ある人間なら保つべき「倫理」を食い破り、自分を犯罪者へと落としかねない制御不能の獣。(現に、春日くんも体操服やパンツを盗んだ犯罪者である)
押見先生は、そんな自分の飼う変態獣と対話しながら描いているのでしょう。
違ったら、ごめんなさい。
でも、正直、自分もあっち側の人間だから、わかります。
本当にこの漫画に会えてよかったと心から思います。
一個もつまらないところがない。
ずっとハラハラしっぱなし。
信と姜瘣が龐煖と戦うくだりは、信は主人公だから死にはしない、姜瘣もヤンジャンでまだ生きてるしと思いながらも、龐煖のあまりの強さに絶望的な気持ちになり、さすがにどっちか死ぬんじゃないかと気が気じゃなかった。
そして、尾兄弟をはじめ、飛信隊の兵たちが、必死で気絶した信を逃がすところは感動。
ずっと生き延びてきた尾到がついにここで力つきた。
その死には涙が止まりませんでした。
兄の尾平もいつかは死ぬんだろうか?
あんだけ激しい戦争ばっかりしてたら、どこかで死にそうですが、何とか生き延びてほしい。
飛信隊は全然防具つけてないから心配なんだよね、少し何かつければいいのにといつも思う。
あれで重装騎兵とぶつかるとか正気の沙汰じゃない。
ただの農民達だからしょうがないのか?
6〜10も相変わらず、圧倒的面白さ。
秦王 政が紫夏との想い出回想に入った時は、これは中だるみするパターンかなと思いましたが、愚かな心配でした。
『キングダム』は信の出世物語であるとともに、政が秦の始皇帝になる中華統一の大サーガ。
紫夏との趙脱出はそのエピソードゼロともいうべき、なくてはならない一節であったし、それに相応しい素晴らしい物語でした。
作者の原泰久先生は、『バガボンド』の井上雄彦先生の元アシスタント。
連載を始めるとき、井上先生から言われたのは「主人公の目を大きく描け」だったそう。
原先生にとっては、全く予期せぬアドバイスだったそうですが、その通りにしたらヒットしたとのこと。
これを聞いてから、キャラクター達を見てみると、確かに意外と目大きいし、それが愛嬌があるように見えます。
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原泰久先生が描く、春秋戦国時代を舞台にした歴史活劇。
主人公は、天下の大将軍になるという身分不相応の夢を持つ戦争孤児の信。
その彼が、秦国の王・政(後の始皇帝)と出会い、武功を立てながら大将軍への道を歩んでいく。
モーニングでずっと読んでて、大好きな漫画ですが、最初から読んでいたわけではないので、あらためてコミックス読み始めました。(ツタヤのコミックレンタルで)
正直、スゴいっす。
最初からこんなに面白かったんか!と大興奮しました。
何よりもまず、主人公のキャラクターが素晴らしい。
若さゆえの直情、理想、凄まじい成長力を持つ、これぞ主人公の王道、無条件に愛せる。