スピリッツ23号
『闇金ウシジマくん』
なまぽ(生活保護)のDQNバスター佐古ちんがオラオラ大学生についに追いつめられる。
人間の底辺、それを嫌というほど味あわされる屈辱の罰は、「自分の漏らしたウンコを食わされる」
自分の地位を守るために人は平気で他人の尊厳を傷つける。
実に、醜くそしてリアル…
やはり、ウシジマくんにしか描けない世界がある。
『バンビーノ』
「レガーレ」のシェフ桑原が倒れ、バンビがシェフに。
その重荷に耐えきれないバンビは、ライバル木崎に一緒にシェフをやって欲しいと頼む。
しかし、木崎の答えは「NO」
そのかわり、実に侠気のある励ましをくれた。
相変わらず、熱くていい漫画だ。
『あさひなぐ』
女子の薙刀というマイナースポーツをテーマにした漫画だが、結構面白い。
というのは、この作品の醸し出す雰囲気が、とてもイイということ。
メガネでダサめの目立たない系のヒロインもなかなか愛嬌があって良いし、やっぱり部活に打ち込む青春の爽やかさってのは、10代ならではの美しい煌めきがあるなあと感じさせる。
各所でも評判が良い作品だが、とはいえまだ始まってそれほどたっていないので、コレという名シーン、名勝負があるわけではない。
それが生まれた時に、この作品はとても面白い作品として評価されるべきだと思う。
主人公・東島旭の成長が、この漫画の成長を左右する。
ヤングマガジン23号
『さばドル』
AKBのまゆゆこと渡辺麻友が実は38歳の高校教師で、サバよんでアイドルやってるという設定。
AKBものなんでそれだけで拒否反応示す人もいるかとは思うけど、漫画としてちゃんと面白い。
アイドルであれ教師であれ、誰だって人生を悩みながら生きているわけで、この漫画はそんな「アイドルの生き様」が、わかりやすい形で提供されている。
そこには、「アイドルとは生き様を見せること」という秋元康Pの一貫したポリシーが垣間見える。『AKB49』と同様、AKB48を売り出すプロモーションの1つなのだろうが、エンターテイメント作品としてきちんと昇華されていることは評価されてよいと思う。
だって、『マガジン』でやってる『ドラコレ』とかやっぱりヒドくつまらないもん。
『監獄学園(プリズンスクール)』
え〜、裏生徒会によるDTO(男子退学オペレーション)最後の仕上げ。
男子達は、そのワナを回避できるのか?
白木芽衣子副会長のお姿は、お乳首がこぼれていて今週も最高で〜す。
それと、濡れTシャツコンテスト、すごく見たい。
『砂の栄冠』
内野しか守ったことのない選手を外野に入れたら、落球。
送りバントで堅実に行くべき所を、盗塁させればかっこいいぞと無理矢理させて簡単にアウト!
バカ監督が、甲子園でつかんだ最高の流れをぶっ壊しそう。
なんか、「ダメ上司あるある」だよな〜。
『修羅の門 第弐門』5巻
格闘漫画の金字塔「修羅の門」14年ぶりに再開したセカンドステージ。
台湾の巨人兵 ルゥ・ズ・ミィンとの闘い。
普通には面白いんだが、「これ、なんで闘ってるんだろう?」
ってちょっと思う。
その違和感がどこから来るのか…
たぶん、ルゥと闘うべき物語性が薄いからだ。
ただの商業ベースのマッチメイクとして組まれたカードにしか見えないのだ。
「皇帝ビーゴルストを倒した相手だから、相手として十分でしょ」ってのは、格闘技イベント「兵」の理屈としては通るけど、「修羅の門」として読者に対する説得力がない。
いや、キャラとしては面白いキャラだとは思うんだよ。
三国志最強の男・呂布の名前をもらってるとかの設定もね…
でも、なぜ、陸奥と闘う必要があるのか?
本当が闘うべき因縁があってそれが後からわかるのだろうか?
それなら、「ごめんなさい」と謝るしかないのだが…
ただの踏み台にするかませ犬として存在するだけに見える。
まあ、それでもいいとは思うんだけど、だとすると展開ちょい遅…
あと、今は格闘技イベントが大晦日にテレビ中継される時代ではない。
そのあたりの時代とのミスマッチ感もちょっとマイナスに作用する。
なぜ、この商業ベースの格闘技イベントを舞台にしたのだろう?
野試合で片山とかとやる方が断然燃えたのに…
それと、「陸奥九十九がぶっ壊れてる」設定を引っ張り過ぎ。
どういうことなのか、いいかげん分かった方がいい。
川原先生は、陸奥九十九をいったんリセットさせて再構築していきたいのだと思う。
そんな陸奥のゼロからの再出発物語なら、早く読者にそう伝えるべきで、それには「陸奥九十九がぶっ壊れてる」を早く解釈して欲しい。
狂気の怪作!『ドリフターズ』
この荒唐無稽を楽しむべし!!
織田信長、那須与一、島津豊久、源義経、ジャンヌダルクなどなど、歴史上の人物達が異世界に飛ばされて来て、そこで大乱闘。
「もしも、歴史上の人物が同じ時代で闘ったら」って妄想をそのまま漫画にしたという…
飛ばされて来たヤツらは「漂流物(ドリフターズ)」と「廃棄物(エンズ)」ってのに別れるのだが、このネーミングセンスも凄い。
「者」じゃなくて「物」だからね。
ぶっ飛んだ設定だが、ぶっ飛んでるが故に、世界観はかなり強固に確立されている。
この漫画を一言で語るなら、「織田信長」が、主人公である「島津豊久」を評したある言葉がそのまま当てはまるだろう。
平野先生は、相当楽しんで、ノって描いてると思われる。
ガンガンド迫力にぶった切る戦闘シーンだとか…
ハイテンポでギャグっぽい会話とか…
現代語と薩摩なまりの超適当なミックス加減とか…
セリフも絵も「ノリでいっちゃえよ」みたいな所が節々に見られ、それが作品に思いがけぬ緩急を生み、構成されすぎない魅力を醸し出している。
とにかく、面白えってこと。
そして、すごくセンスを感じるのは、織田信長を脇役にしたことである。
主人公は関ヶ原の戦いで討ち死にした島津豊久。
信長は、この世界で島津を王にするサポーター役に徹しようとする。
「後ろで糸ひいてる黒幕の方がいいんだ!」などと言うが、これは凡人の織田信長 観ではなかなかできない発想だ。
それでいながら、六天魔王と呼ばれた信長の凄みと底の深さも描いている。
50歳、明智光秀に謀反で殺された記憶を持った信長は、こう進化したのかもしれないという1つの新解釈、これがこの作品をただごとではないものにしている。
グランドジャンプ12号
『妹のジンテーゼ』
この漫画は、他の漫画を面白いと思うのとは全く違う面白さがある。
人生は問題解決の連続。
その方法論を成功者の結果論、精神論ではなく教えてくれる感じが素晴らしい。
今週号の「問題解決のための3つの法則」ってのが面白い。
名付けて「フシギの法則」(以下、完全ネタバレ)
「フ」…「俯瞰の法則」
何事も俯瞰で見れば、冷静に解決法を探せる。
「シ」…「しらみつぶしの法則」
根気よくやってけば、以外と解決する。すぐ諦めるのダメって話。
「ギ」…「逆算の法則」
目指すゴールから逆算して考えていけば、スタートから考えるより早く簡単に解決できる。
どれも当たり前っちゃ当たり前のことだけど、あらためて言われとくことも大事な気がする。
「しらみつぶしの法則」なんて意外とコロンブスの卵かも。
「いつかたどりつけるよ」って言われとけば、まあまあ頑張れるもんね。
『マンキツ』
エロくてかわいい。
ならば、よし。
そーいや、今号、『ゴクジョ。』がない…
グランドジャンププレミアム5号
確かに大人が落ち着いて読めるいいラインナップだとは思うけど…
やっぱりネックは値段の高さ。
前は480円だったのに、500円に値上がり。
おいおい、さらに高くなるのかよっ!
この雑誌、売れてるのかね?
心配になるよ。
巻頭カラーは
『王様の仕立て屋』
日本人にはあそこまで紳士服で洒落っ気出す感覚ないよなあ。
そして、服がおしゃれならどんな問題も解決って、そんなことあるかいな?
まあ、漫画だから、いっか。
王様の仕立て屋 1 〜サルトリア・ナポレターナ〜 (ヤングジャンプコミックス)
あと、『江戸川乱歩異人館』好きです。
絵と江戸川乱歩の淫靡な世界観がよくあっている。
『進撃の巨人』7巻
正直、個人的には「この漫画が評価されすぎている」第1位だが、
それでも話題になるだけの衝撃的な世界観と面白さを持っていることは確か。
この漫画の見るべき所は、絶望である。
その絶望の元は、「巨人が人間を食う」という一点にある。
人間は本来、食物連鎖の最上位にいて、捕食されることがない。
だから、捕食されることへの衝撃が大きく、生理的に恐怖と絶望を感じる。
だが、その絶望の中でなお生きよう、闘おうとする姿を描くからこそ命の輝きが生まれる。
闇があるから光が輝き、死を前にして生を感じ、絶望の中に一筋の希望を見るのである。
しかし、捕食されることから生まれる絶望は多くの漫画で描かれていること。
『HUNTER×HUNTER』『彼岸島』『ガンツ』『寄生獣』…
『進撃の巨人』はこれらの作品と同じスタートラインに立ったに過ぎない。
絶望は描けている。だからつかみは良い。
でも、それは前提であり『進撃の巨人』はストーリーの展開で、その先へと進まなければならない。
正直、そのテンポが遅い。
7巻はまだちょっといいけど、6巻までは飽きかけていた。
まだ何一つ始まっていないように見えるのだ。
それと、戦闘シーンを絵だけで見れていくほどの画力がない(コマ割りは頑張ってるなと思うけど…)
ベルセルククラスの絵で描かれたら、すごいもんが出来そうなのに…
いろいろ言ったんだけど、
一言で言うとこうなる…
なんか、エヴァンゲリオンっぽいな。
小池一夫&叶精作 コンビ 2冊
これぞ、男の劇画。
男はセックスが強くてなんぼ。セックス強ければ、なんでも解決!
そんな2冊…
『オークションハウス Ryu国際画廊編』
『実験人形ダミーオスカー 哀しみの性人形バーバラ編』
特にダミーオスカーは凄い。
このサイトに詳しいまとめが…
1970年代〜80年代に連載されていたようだが、その頃にリアルダッチワイフ的な発想を考えていたとは…


