2013年5月26日日曜日
監獄学園がまさかの…
講談社漫画賞受賞。
なんて見る目があるんだ!講談社。
フェチズムに理解のある審査員だったんか?
素晴らしい。
漫画好き男子の漫画感想ブログ
今年は、男部門1位が『テラフォーマーズ』
女部門1位が『俺物語』でした。
『テラフォーマーズ』は僕も大好きで、このブログでも何度か書いてましたが、まだ始まったばかりでこんなに評価していいのかね?
面白いマンガの青田買いがテーマなんでしょうけども…
本当にすごいマンガのランキングを見たい気もします。
だって、『テラフォーマーズ』まだ3巻、『俺物語』はまだ2巻しか出とらん。
一昨年1位の『進撃の巨人』ですらまだ9巻。
う〜ん。
ま、さておき、今年の自分のベスト5を言うならば…
第1位 『キングダム』
第2位 『極黒のブリュンヒルデ』
第3位 『ジョジョリオン』
第4位 『監獄学園ープリズンスクールー』
第5位 『HUNTER×HUNTER』
1位の『キングダム』は圧倒的に、今一番面白いマンガだと思います。
あの面白さ、あの描き込み量、あのテンションをず〜っと維持しているのは驚異。
ただ、このマンガは一昨年も、去年も、今年も、来年以降も変わらずずっと面白いでしょうから、殿堂入りものともいえます。
「このマンガがすごい!」の青田買い精神にのっとるならば、2位の『極黒のブリュンヒルデ』がすごい!
少女たちが特殊能力を持つ「魔法少女もの」だが、その設定とか、能力の異色さとか、異才岡本倫によってこれまでにない全く新しい作品になっております。
『ジョジョリオン』はもう、僕はジョジョ教に入信していて教祖荒木様を大尊敬しているので、もはや冷静な判断は下せません。
ただ、25年目、8シリーズ目でまだ新しいことに挑戦しておるなという、まだ新しい面白さを見せてくるなという、そこがもう感動します。
「ジョジョの奇妙な冒険」のアニメがスタートしたけど、めちゃめちゃ面白い。
絵柄はどうかなと思っていたけど、アニメーションで見ると問題ない。
むしろよい。
そして、セリフ回しなんかはまんまだし、時々擬音がそのまま描かれているのも笑ってしまう。
すごいテンポとテンション。
あらためてジョジョって凄い。
こんなストーリー、こんなセリフ回し、他の漫画に絶対ないな。
しかし、1部は今までに読み過ぎててセリフとかナレーションとか全部先読みしてしまう。
「来るぞ来るぞ、来た〜」って感じ。
「隠れてパイプをふかそうぜ」がセリフ変わってたけど…
これは、何かの配慮なのか?
「未成年、喫煙はあかん」的なヤツなのか?
ボクシングで小遣い賭けるシーンもなかった。
むぅ、「紳士だけど多少の不良」感がいいのになあ
なんか、つまらない時代。
『監獄学園』
ついに、キヨシvs花。
2人きり。
なんだかんだで、キヨシが好きなのであろう花ちゃんだが、とっても猟奇的なところがあるので、キヨシのエリンギが大ピンチ!
どうしても、乳と股間の露出がで白木芽衣子さんの存在感の方が大きかった昨今ですが、放尿花ちゃんも巻き返しのチャンス。
フェチ全開の展開を望みたい所です。
『キングダム』
楚軍総大将 汗明、討ち死に!
蒙武がこんなに強いとは…
どんどん強いヤツが出てきてどんどん死んでいく。
輪虎が強いと思ってたのが嘘みたいだ。
それにしても、自軍の大将がやられたのに、楚軍二将 媧燐のセリフがイカす。
「私の位が一つ上がっちまったじゃないかよ」
これにて完結。
最後まで面白い作品だった。
死んだ自分の母親をよみがえらせる人体錬成を行ったばかりに、とんでもないことになってしまったエドワードとアルフォンスのエルリック兄弟。
兄エドワードは、右腕と左足を失い、アルフォンスにいたっては全身を失って、鎧に魂を定着させて生きている。
その2人が自分たちの体を取り戻す方法を求める物語として始まった。
途中から、この国を取り巻く巨大な陰謀に巻き込まれ、ホムンクルス達との闘いに発展していくが、生命とは…という大きなテーマが一貫して描かれていた。
そして、この最終18巻では、2人の体を奪っていった「真理」と向き合うことで、ついに念願であった自らの体を取り戻す。
エルリックの右腕は、アルフォンスが自らの魂を代価として差し出す事で取り戻し、
アルフォンスの体と魂も、エドワードがあるものを代価に差し出す事で取り戻した。
「真理」は最後に言う。
「おまえは真理(オレ)に勝った。持っていけ、全てを」と
エドワードが代価に差し出したもの…
それは、非常に意表をつくものだったが、実に理に適ったものだった。
錬金術の能力。
扉を開き、得た特別な能力を手放したのだ。
さんざん苦しみ、悩み、傷ついた日々があったからこそ辿り着いた結論。
2人は「真理」を超える「真理」を手にしたように思う。
本当に爽やかで納得のできるラスト。
結局、「生きている」ということがどれだけ素晴らしい事か…
最後の最後、アルフォンスだった鎧兜を小鳥が巣にしているカットがゾクッとした。
『8エイト』
新連載。
『湾岸ミッドナイト』の楠みちはる先生によるロック漫画。
音楽漫画は自分の中では『BECK』が最高峰。
誌面から聞こえないはずの音楽が聞こえてくるあの体験は、後にも先にもない。
そこに迫れるか?
というとハードル高すぎ?
今さら読みました。
なにげに、岡崎京子先生の作品を読むのは初。
文句なく、面白かった。
これが、岡崎京子か…
という感慨もあった。
とかく、作家性の強い作品である。
凄まじい整形で作られたカリスマタレント・リリコの、獰猛で、背徳的で、ぐっちゃぐっちゃで、完全にアウトな生き様。
嘘は、より大きな嘘を生む。
芸能という虚構の中で、嘘に嘘を重ねてできあがる1人のタレントは、バランスを失う。
変態的なセックス、麻薬、整形。
肯定するわけではないが、ねじれたアンバランスが不思議と美しい。
そんな作品。
美しいモノは醜く、醜いモノは美しい。
そして、邪悪な個人よりも恐ろしいのは、善良なる大衆。
虫も殺さぬ顔をして、あらゆるものを飲み込む欲望のブラックホール。
人1人の人生や感情や大切にしているもの、そんなものは何の逡巡もなく、一瞬のうちに吸い込み、消費し、捨てていく。
何の罪悪感もなく…
巨大なシロナガスクジラが口を開け、大量のプランクトンを摂食するかのごとく…
映画は見ていないけれど、主演は沢尻エリカ。
確かに、原作を読む限りこれ以上ないキャスティングだと思う。
彼女もまた、世間を騒がせたけれど、主導権は彼女にあるようでなかった。
大衆に、ただ消費されただけ。
映画、見たい。
沢尻のおっぱいが見たい。
『GOKUSAI』
猿渡哲也先生が新連載。
『TOUGH』が終わってこんなに早く始めるとはちょっと思ってなかった。
しかもテーマが「アート(芸術)」という…
意表突かれたね。
1話は面白かった。
主人公が、空場ジョーと由冬リロ…なるほど、カラヴァッジョとユトリロね。
こういう漫画の中でアートを表現するっていうのは、いろんな意味でのハードルがあると思う。
画力とか、自信ないとできないよなあ。
面白い作品になるのを期待します。
『キングダム』
いやあ、面白い。
中華の至強を決する大将バトル!蒙豪 対 汗明。
もう、ぶん殴りあってるだけなんだが、すごい。
そして、決着。
そんなにあっさりこいつ、殺しちゃうのかよ!
いや、この漫画、本当に面白いね。
そして、この描き込みでちゃんと週間連載してるのが素晴らしい。
師匠の井上雄彦先生とは、違いますな。
今週『リアル』載ってるけど、不定期すぎてついていけん。
「単行本読め」って…まあ、そうですけども。
『テラフォーマーズ』
強靭な糸を使う膝丸燈の能力は、大蓑蛾だった。
いわゆるミノ虫ってヤツ。
このミノ虫21世紀になって寄生虫の流行で激減し、今や絶滅危惧種らしい。
子供の頃、家の庭にぶら下がってたりしたんだけど、確かに最近全く見ない。
自分が田舎から東京に出てきたからとばかり思っていたけど、違うんだね。
映画も大ヒットして、もはや、大人気漫画です。
抜群に面白かったⅠ〜Ⅲ巻
比べて少々、ダレたなと感じていたⅣ巻
そして、Ⅴ巻は…
久々に読むからか、非常に面白く一気に読みました。
さつきが思いのほか、カワイイ。
これに尽きるような気がする。
最初はそこまで思わなかったけど、このⅤ巻、カワイイ。
恋をすると女性はキレイになるというけれど、まさにそんな感じ。
ルシウスとさつき(ディアナとルシウスは呼ぶ)の感じもとってもハマってきたし、単純にこの2人のLOVEを応援できるようになった。
そして、久々のローマは、ハドリアヌスがだいぶおかしくなってたようで…
やっぱり歴史モノとしても楽しいね。
単行本の途中にヤマザキマリ先生のコラムがいくつか載っている。
前までは飛ばして読まなかったんだけど、読んでみたら面白い。
この人、文章力ある。
頭いいし、かわいげも感じるし、何よりローマ愛にあふれております。
『山田くんと7人の魔女』
もちょっとエロ
もちょっとラブコメ
あってもいんでないかい?
白石&山田が意外とドライなんだよね〜
キスするのが当たり前になり過ぎてて…
ま、それはその良さもあんだけどね。
とりあえず、はやいとこ魔女7人ださなきゃってとこか…
でもヤンメガも最後の方で急にラブ入れてきた気もするし、そういうことかな?