2012年6月14日木曜日

スピリッツ28号

『花もて語れ』
要注目の朗読漫画。
今回は、太宰治の短編「黄金風景」をとりあげている。
漫画の中で小説の文を読ませるというのはなかなか斬新だが、これが結構いい体験。
漫画と太宰の文章とで合せて1つの文学作品のような香りすらする。
今度、ちゃんと「黄金風景」全部読んでみよう。
こんな風にうまく「文学」の世界に引き込むような国語の授業があれば面白いんじゃないかなあ。
国語教師のみなさん、ぜひ読んで!


『おやすみプンプン』
「ウシジマくん」がしばらくおやすみだけど、この漫画の再開が「底辺の鬱屈」を引き継いでくれた。
結局は、性欲の支配から逃れられないプンプンが、ファム・ファタール愛子ちゃんに絡めとられ、人生の泥沼へとズブズブ歩き出す。
あおりには
絶望という名の絆で結ばれた少年少女の物語ー破滅的新章再開。
とある。
漫画界に新たな表現の可能性をもたらしたこの作品がどう終わりへと向かっていくのか?
見届けたい。
 

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