2012年3月24日土曜日

グランドジャンプ9号

『未解決事件〜グリコ・森永事件〜』
僕が小学校の頃、話題をさらった事件の漫画化。
犯人は狐目の男とか、いろいろあったなあ。
未解決のまますでに時効を迎えてしまったこの事件を日本で最初の劇場型犯罪と位置づけ、犯人たちが巧妙にマスコミを利用し、捜査を攪乱していった様子を描いている。
当時マスコミがこの事件を面白おかしくかきたてたのだが、結局の所、それは国民が面白がっていたということなのだろう。

『世界に大自慢したい日本の会社』
今号では、手足に障害を抱える人のために義肢装具を作る会社「中村ブレイス」を紹介。
この会社の噂は聞いたことはあったが、作品を読み、すごい会社であり社長だなと素直に思えた。
ここの会社の社員は、依頼者のために一日も早く義肢を完成させたいと、「来るな」といってるのに休日こっそり出社して義肢を作るそう。
仕事の質は、抱く志とお客さんへの愛によって決まるのだ。
そして、この会社の社員第1号は、最初ひこもり気味で出社拒否することも多かった。
しかし、クビにせず、6年かけて普通に出社できるようにした結果、その社員が今の「中村ブレイス」を支える製品を何個も作ったそう。
「ブレイス」とは「支える」という意味だとか、素晴らしいね。



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