ヤングジャンプ27号

『キングダム』
函谷関の攻防戦。
魏の猛攻の前に、難攻不落と言われた函谷関、危うし。
特に張唐の軍は、毒に侵され絶体絶命。
キーマンは明らかに野盗・桓騎だが…
アニメ始まるらしいね。
あの戦、どうやって描くんだ?

『極黒のブリュンヒルデ』
明らかにヤバそーな刺客魔法使いキカコ。
その能力は「砲撃」
口から波動砲みたいのを吐いて体を吹っ飛ばすという、「おい、それ魔法なのか?」と誰もがつっこみたくなる能力。
ドラゴンボールだよ、もはや…
こんなのヤバ過ぎんだろ、と思うのだが、
主人公良太は言う。
「本当はあんなヤツ、余裕で倒せる」
んで、次号へ…
気になるぜ、次号!
楽しみだよ、次号!

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週刊少年マガジン26号

『さよなら絶望先生』
「籍替え」と称し、卒業する少女達に全員戒名がつけられた衝撃の前号
「2のヘ」の生徒達は「死んだのに現世に未練を残し、霊となった子達」なのかと思っていたが、今号を読むと、もうちょっと深かった。
実は、彼女達は自殺したのに助かった自殺未遂者達。
そんな彼女達が現世に未練を残し、霊となって彷徨っている魂を憑依させて学校生活を送っていたということらしい。
つまり「死にたかったのに死ねなかった体」が「生きたかったのに生きられなかった魂」の依り代になり、学校生活を送ることで成仏させようとしていた…

さすが、久米田先生。
あと2話で連載終了だが、これは結構、漫画史に残る名ラストになる予感。
しかし、このラストいつから考えていたのか?
もしかしたら、最初から?
だとしたら、凄い。
今さら、単行本集めよかな。




『ベイビーステップ』
以前はほとんど読み飛ばしてたんだけど、最近面白いことに気づいた。
必殺技などに頼らないリアル系テニス漫画。
球種の話、打ち分けるコースの話、メンタルの話…
自分もテニス部だったので、共感できるし、すごく勉強になる。
オレももうちょっと考えながらプレーすりゃよかったなあ。
と、今さら遅い後悔をしてみたりして…
今週は、2話掲載でした。


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スピリッツ26号

『闇金ウシジマくん』
やっぱり「生活保護くん編」はいつものウシジマくんよりだいぶ明るく終わった。
佐古ちんは友達も出来、仕事もはじめ自分の足で歩き始めた。
ほとんど救いのないド絶望もウシジマくんの醍醐味だけど、今回見たいなのも悪くない。
高田ホスト編の反動なのかな?


『花もて語れ』
そうそう、先週書き忘れたけど、先週からの新連載。
もともと別の雑誌で連載していたらしい。
朗読をテーマにした漫画で、第1話は新美南吉の「ごんぎつね」を主人公の叔母(母がわり)が読むんだけど、これがすごくよかった。
朗読という、音声の機微が必要なものを漫画という画と文字で表すというのは相当にテクニックのいることだと思うけど、絵からその声と感情が聞こえてくるようだった。
『BECK』を読んだとき、絵から音楽が流れてくるようだと思ったけど、それに近い感覚。
すごい。

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ヤングマガジン26号

『サルチネス』
古谷実先生が新連載。
まあ、『ヒミズ』とか『ヒメノワール』とか『シガテラ』なんかに共通する感じの世界観。
古谷作品はやっぱり『稲中』が最高に面白かったなあと思ってしまうのは、読者のエゴなんでしょうか?
他の作品をけなすわけじゃなく、あれは面白過ぎた。
あれを中高生の時に読めたっていうのは、最高に幸せなことなんだろうな。

『ココロの飼い方』
最終回。
おう、肩すかし…
SMの話じゃなくて、ただの初恋のお話だよんっていう…
ココロがかわいいから、ラストはちょっと切ない感じでグッとくるんだけどね。


『砂の栄冠
七嶋がホームランで欲しかった追加点ゲット!
しかし、ベンチに帰って来た七嶋の目に、一瞬甲子園の魔物が…
追加点でベンチと、そして七嶋自身にも緩みが出てしまったのだ
その魔物たちのイメージが、なんか『ベルセルク』の蝕の小ちゃい版みたいで笑ってしまった。
しかも、本家に比べてだいぶ下手…


『ワイルドチェリーナイツ』
宇宙海賊スペースニート、笑った。

親の財布から金を盗むこと、風の如し
就職しろとの説教聞き流すこと、林の如し
フィギュアを買うこと、火の如し
働かざること、山の如し





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スピリッツ25号

『闇金ウシジマくん』
河本準一の母の件で生活保護の実態に興味ある人は、一度読んで欲しい「生活保護くん編」
最近のウシジマくんの中ではなんかいちばん救われそうな感じがする。
佐古ちんの父は死んだが、最後ウシジマ君の借金を肩代わりしてくれたのは、ずっと確執のあった兄。
次週、最終話。
メシアとの関係、おばあちゃん達との関わりに決着をつけ、生活保護受給から脱して終了なのかな?

「なまぽ」立ちには、働かなくても、国の金で生きていけるしという気持ちもある。
でも、それが気持ちの大部分をしめているというわけではないように思う。
働けるなら本当は働きたいのが本音だろう。
人は社会と関わって、人に必要とされる実感があって初めて喜びを得られるのだ。
ただ、それなりの金額を補償されて衣食住を満たし、たとえば多少の遊興やギャンブルに興じられたとしても、それはエサを与えられて生きる家畜と何が違うのだろうか?
「人の役に立ちたい」という思いこそが、人間の出発点ではないのか?

とはいえ、最近はその思いを利用して一部の人間だけが富むシステムになっているからタチが悪いのだけど…


『明日のない空』
塀内先生が不定期に連載して来た、夜間高校のハンドボール漫画。
今週、ついに完結。
明日なき空の下、ただひと時の飛べる時間を求めてハンドボールに打ち込んできたガッツと才谷。
その切なさが胸を打つのだが、最後に彼らは気づく。
飛べるのはハンドボールの時間だけではないと…
厳しい現実に打ちのめされて考えもしなかったけれど、頑にならず、自分を信じて一歩違う世界へ踏み出せば、世界を変えていけるのだと。
自分は翼を持っていたのに、広げることを恐れていただけなのだと…
ガッツは居心地のよかった仲間達のもとを、そして才谷はずっと自分が守らなければと頑に思って来た鬱の母の元を離れる決意をする。
母の主治医が、才谷に言う。
「信頼とは離れること。
 つないだ手を放してもまた会えるということ」
これは、本当にそうだなと思った。
いい言葉。

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ヤングマガジン25号

『監獄学園』
なぜか指懸垂50回に挑戦する副委員長・白木芽衣子。
が、50回目でドアがあき、ドアノブにTバックがひっかかってぶら下がってしまうという神展開。
この状況、文字で説明してもアレなんで、読んでみて。
こんな素晴らしい絵が今まで日本の漫画史上で描かれただろうかという、貴重なカットとなっております。
そして、最終的にはTバックがひきちぎれるというね。
今、日本一のフェティッシュ漫画がここにある!



『ドクター早乙女』
正直、「え、そんな展開に行くの?」感がすごいのがこの漫画。
看護士・姫野が身に覚えがないのに妊娠して、しかも流産してしまうという展開は、普通の漫画かなら絶対に描かないし、普通の担当なら描かせないと思う。
ヤクザに寝てる間にヤられてたんだけど、チンコが小さすぎて気づかなかったとか、意味わからんし…
それでも、生まれてくる命を大切にする的な展開に行くのかと思いきや流産するし…

これは、作者の村田ひろゆき先生のメンタル部分が大きいと思う。
村田先生は一度病気になってから、明らかに変わった。
あんなにエロバカだった「バレーボーイズ」の後期も、ムダに哀しすぎる展開が多く、村田先生自身が相当苦しい思いをしたんだろうと思ったものである。
もしかすると、病気だけじゃなくいろんなことが重なったのかも…

だから、本当に先の読めないというハラハラ感がある。
よくも悪くも…
ただ、後味は決してよくない。

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週刊少年マガジン25号

『さよなら絶望先生』
席替えならぬ「籍替え」
生徒達が「鬼籍に入る」というちょっとゾクッとする感じ。
あと3話ってことで、これがラストのオチに関係していくのか??
だとするとなかなかよいかもしれない。
「南国アイス」の頃から大好きな久米田先生、どんなエンディングを迎えるのか、期待してます!



『ダイヤのエース』
9回、1点差でマウンドに上がる沢村。
なるほど、鵜久森戦の意味はここにあったか!
ムラのあった降谷とイップスに悩んだ沢村、2人の1年生エースをこの試合でまとめて進化させる気だったんだね。
ちょっと比べるのはアレだけど、『スラムダンク』の流川と桜木的な感じで2人が見えていくといいのかな。


  『山田くんと7人の魔女』
なんでもかんでも、体入れ替えて解決しようとする山田くん。
違う方法いっぱいあるやろ!
キスしたいだけだろ!
って、オレが山田でもそうするがな。

山田くんと7人の魔女 1 (少年マガジンコミックス)

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モーニング25・26号

『グラゼニ』

先発に転向した凡田。
毎回、好投するも交代した後に中継ぎが打たれて勝ち星ゼロ。
ま、そうなんだよね。
先発でどんどん勝つ姿は似合わない!
先発で一度も勝てなかったけど、プラス査定だけ確約もらって中継ぎ戻るとか、そんな感じなのかな?

『ピアノの森』
もうすぐショパンコンクール決勝戦。
くじ引きで弾く順番が決定。
一ノ瀬は3番、パン・ウェイは2番、トリは、レフ・シマノフスキ。
月イチ連載っぽいけど、載ってるとすごくワクワクする漫画。
正直、バガボンドよりもね…

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ヤングジャンプ25号・26号

先週更新できなかったので、2号まとめて…

『テラフォーマーズ』
設定が面白いのはすでに明らかだが、まだしばらく序章。
登場キャラクター紹介が続いている感じ。
早くゴキ人間との戦闘を見た〜い〜。
主人公側だって虫人間なわけで、こりゃあだいぶ猟奇的な感じになるはず。
と思うんだけど、そういえば仮面ライダーも虫人間だなあ。


『キングダム』
楚の二将・燐がやっぱりだいぶイイ。
ド派手な戦象部隊はただの囮に使い、気づけば一気に秦軍を包囲。
ファルファル騰さん、一気に大ピンチ。
しかし、ここで騰さん、若手を大抜擢。
王賁・蒙恬の2人に5000人ずつ騎馬を率いて闘わせると、2人とも全く同じ戦術で結果を出す。
進む世代交代、ワクワクするね。




『ハチワンダイバー』
菅田vs右角は激アツ。
そんな熱い将棋見てたら、惚れてまうやろ〜
とばかりに、凛が右角に、受け師さんが菅田に恋をする。


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ヤングマガジン24号

『革命戦士 犬童貞男』
待ってた第3話。
ほんと連載間隔がネックだよなこの漫画。
犬童貞男と主人公勇侍が早めの接触。
しかし、犬童貞男のビジュアルは秀逸だね。
童貞特有の偏った感情とかわいげが見事に同居している。

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スピリッツ24号

『闇金ウシジマくん』
最近、何かと話題の「生活保護」に切り込んだ生活保護くん編も終盤。
DQNバスター佐古ちんが、ネットでなまぽを告白。
実社会に一歩踏み出す覚悟を固める。
しかし、そこへ父が死んだという知らせが…
自分を「保護」するものがなくなった時、佐古ちんは自立できるのか?

『明日のない空』
実は、これもまた自立の物語なのか!?
夜間高校のハンドボール部で仲間達と楽しむハンドボール。
それは、明日の見えない主人公達にとって唯一のとても居心地のよい場所。
彼らにとってなくてはならない息抜きの時間であるとともに、厳しい言い方をすれば逃避の場所でもあった。
そんな中出会った、日本代表エースの勝利を求めて闘うプロのハンドボール。
部活の試合と高校日本代表の試合、2つの試合が同じ日に重なっていたガッツは、どちらの試合を優先するか選べた。(部活の仲間達が気をきかせて自分たちの試合日程を嘘ついたのだが、ガッツ本人は気づいていた)
結果、優先させたのは闘うハンドボール。
これにめざめたガッツは、後半から部活の試合に合流すると異次元の力を見せる。
そして、きっと気づいたはずだ。
同じ場所にとどまっていたは成長はないのだと…
仲間達を愛する気持ちはとても大事なこと。
しかし、もう甘えてはならない。
自分の力は、自分を信じて一歩踏み出さなければ花開かないのだと
高校生が大人になる。
その羽を広げ飛び立つ瞬間を、実に美しく描いたなと思う。
次週、最終話。

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モーニング24号

『グラゼニ』
おお、凡田が今シーズンは先発。
普通、主人公が活躍するのは当たり前だが、この漫画に限っていえばあまり凡田に先発で10勝するとか、年俸のあがりそうな華々しい活躍はしないで欲しい…
最近、結構頼れる投手みたいな感じでハラハラしてしまう。
かといってあんまり打たれる主人公も応援する気なくすか…

『犬神もっこす』
最近始まった、大学での演劇ライフ漫画。
結構、面白いけど、これって作者の自伝的漫画なのかな?

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ヤングジャンプ24号

『極黒のブリュンヒルデ』
天文部に魔法使いの刺客・鷹鳥小鳥が…
佳奈の予知によれば、寧子が小鳥に殺されるとのこと。

岡本先生は、この漫画の面白さの源をよく心得ているようだ。
それは、ずばり「絶望」である。
「鎮死剤」という薬を飲み続けなければ、すぐに死んでしまうという完膚なきまでの絶望設定がありながら、岡本先生は追い打ちをかけるように、次々と明確な殺意を持った強い刺客を送り込む。
そして、さらに残酷なのは佳奈に「予知」という能力を与えたことである。
普通、「死」は「死」が訪れるまでそれは確定することはない。
しかし、佳奈は確定的な「死」を予知できる。
その上、自分は寝たきりで動けない。
親友に「死」が訪れることを指をくわえて見ているしかないという「絶望」

「極黒のブリュンヒルデ」
この美しくも意味のよくわからないタイトルは「絶望」というキーワードにとって読み解ける。
このタイトルとヒロインの名前黒羽寧子に入っている「黒」
これこそがこの漫画のテーマカラーであることは間違いない。
つまり…
「黒」=「絶望」
であろう。
「極黒」とはその色を限りなく濃くしていくこと。
つまり、「絶望」の濃度を限りなく上げていくことを作者自身がタイトルで宣言しているのだ。

そして、本質的に重要なことは「絶望」そのものではない。
圧倒的絶望に対し、か弱き力が精一杯の抗いを見せる、その生命の煌めきこそが美しい。
恐らく、岡本先生はそう思っている…
「闇」があるから「光」が見え
「死」があるから「生命」が輝き
「絶望」があるから「希望」を求めるのだ。

かえすがえすも秀逸な「極黒」という表現。
よく「完全な黒」は存在しないという。
人間が光の反射で色を認識している以上、光がゼロの状態でなければ存在しない「完全な黒」は人間は結局認識できないと言うことだ。
そんな中で限りなく「黒」を強めた「極黒」
しかし、やはり「完全な黒」ではない以上「完全な絶望」でもない。
残酷なる作者の横暴なる支配のもと、か弱き乙女たちと少年は、小さな命を燃やしその輝きを放ち続ける。
↓ついに単行本1巻予約開始


『ハチワンダイバー』
獣人右角のミッシェル・ガン・エレファント、かっこいいよな〜。
ついに凛も惚れても〜た


『源君物語』
塩谷瞬の2股なんぞ、かわいいもんだ。
「源氏物語」光源氏の14股を現代に再現させようという…浮気推奨漫画。



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『プラネテス』全4巻

『ヴィンランド・サガ』の幸村誠先生のデビュー作。
2070年代の宇宙を舞台にしたSF漫画だが、ただのSFにとどまらない1人の人間の成長物語となっている。
「人間とは?」「愛とは?」
広大な宇宙が人間存在を相対化する。
普遍的テーマに若き作者が真摯に向かい合い、答えを探し求めた若き作者のもがきの軌跡が伝わる文学的作品である。
全4巻、一気に読める手頃なボリューム。
まだ読んでいないなら、おススメです。
詳しいレビューは、もう1つのブログに…

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週刊少年マガジン23号

『ベイビーステップ』
丸尾 VS 岡田 ついに決着!
この試合面白かったなあ。


『山田くんと7人の魔女』
超常現象部、ホント大したことない理由で頻繁に男女入れ替わるようになってきた。
そのたびにキスしてるわけだから、めっちゃ乱れてるよなあ。
白石さんもあんな感じながら、結構楽しんでるんじゃないかと思うと、萌える。
そろそろ1巻発売らしいよ。
山田くんと7人の魔女(1) (週刊少年マガジンKC)

『ダイヤのA』
鵜久森戦、正念場。
勢いづく鵜久森、内野ゴロゲッツー崩れの間に2塁ランナーまで帰って1点差まで追い上げる。
ヤバいムードの青道だが…
やっぱりエース降谷は替えず。
降谷成長のための試練ってことですな。



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