2012年5月15日火曜日

ヤングジャンプ24号

『極黒のブリュンヒルデ』
天文部に魔法使いの刺客・鷹鳥小鳥が…
佳奈の予知によれば、寧子が小鳥に殺されるとのこと。

岡本先生は、この漫画の面白さの源をよく心得ているようだ。
それは、ずばり「絶望」である。
「鎮死剤」という薬を飲み続けなければ、すぐに死んでしまうという完膚なきまでの絶望設定がありながら、岡本先生は追い打ちをかけるように、次々と明確な殺意を持った強い刺客を送り込む。
そして、さらに残酷なのは佳奈に「予知」という能力を与えたことである。
普通、「死」は「死」が訪れるまでそれは確定することはない。
しかし、佳奈は確定的な「死」を予知できる。
その上、自分は寝たきりで動けない。
親友に「死」が訪れることを指をくわえて見ているしかないという「絶望」

「極黒のブリュンヒルデ」
この美しくも意味のよくわからないタイトルは「絶望」というキーワードにとって読み解ける。
このタイトルとヒロインの名前黒羽寧子に入っている「黒」
これこそがこの漫画のテーマカラーであることは間違いない。
つまり…
「黒」=「絶望」
であろう。
「極黒」とはその色を限りなく濃くしていくこと。
つまり、「絶望」の濃度を限りなく上げていくことを作者自身がタイトルで宣言しているのだ。

そして、本質的に重要なことは「絶望」そのものではない。
圧倒的絶望に対し、か弱き力が精一杯の抗いを見せる、その生命の煌めきこそが美しい。
恐らく、岡本先生はそう思っている…
「闇」があるから「光」が見え
「死」があるから「生命」が輝き
「絶望」があるから「希望」を求めるのだ。

かえすがえすも秀逸な「極黒」という表現。
よく「完全な黒」は存在しないという。
人間が光の反射で色を認識している以上、光がゼロの状態でなければ存在しない「完全な黒」は人間は結局認識できないと言うことだ。
そんな中で限りなく「黒」を強めた「極黒」
しかし、やはり「完全な黒」ではない以上「完全な絶望」でもない。
残酷なる作者の横暴なる支配のもと、か弱き乙女たちと少年は、小さな命を燃やしその輝きを放ち続ける。
↓ついに単行本1巻予約開始


『ハチワンダイバー』
獣人右角のミッシェル・ガン・エレファント、かっこいいよな〜。
ついに凛も惚れても〜た


『源君物語』
塩谷瞬の2股なんぞ、かわいいもんだ。
「源氏物語」光源氏の14股を現代に再現させようという…浮気推奨漫画。



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