2012年4月24日火曜日

忍者漫画ベスト5

久々に、ランキング、今回は、忍者漫画。
あくまで、自分が読んで来た物の中で独断と偏見にもとづいてますんで悪しからず。
おススメあれば教えて下さいね。

第5位 『風魔の小次郎』
車田正美 先生の描くかなり異端な学園忍者漫画。
連載は30年も前のこと。
現代を舞台に忍者の末裔達が学ランで戦うという設定は、なんだかすごく80年代っぽい。
しかも、木刀で戦うのだが、それが神が作った聖剣だというね。
神、材質選べよっていう…
コスモの戦士とか言ってて、このあたりの感覚が聖闘士星矢へつながるのかなと感じさせてくれる。
当時、腐女子がいたかどうかは知らないが、腐女子喜びそうな、ある種キャラ萌え漫画といえる。



  第4位 『ムジナ』
相原コージ先生の描くなんかサブカル臭のプンプンする忍者漫画。
90年代、ヤングサンデーで連載されていた。
『カムイ伝』へのオマージュで作られたらしい。
主人公は卍の里のヘタレ忍者・ムジナ。
忍法跳頭(はねがしら)という頭のカツラをバネで跳ばしてハゲ頭を露出させ、ビックリさせて動きを止めるという、とてもくだらない技を必殺技としている。
ストーリー自体は面白いかったように思うのだが、スカッとは全然しないキャラ&画風で一般受けはしてなかった。



  第3位 『カムイ外伝』
そんなムジナの元ネタ。
白土三平先生の描く、忍者劇画の金字塔。
抜け忍カムイの逃走と闘い、そこで生まれる人間ドラマを描いた名作。
なんで『カムイ伝』じゃなく『カムイ外伝』かっていうと、『カムイ伝』は読んでないから。
帰る土地も待っている人も持てない宿命のもと、流転し続けるカムイの生き様が実に哀切。
1つ1つの物語がよく出来ていて、人生や命について考えさせる。



第2位 『忍空』
忍空とは「忍術」と「空手」を組み合わせた武術。
主人公、子忍の風助をはじめとする 干支忍たちの闘いを描く。
独特のキャラと画風が、ハマったらクセになる中毒性の高い漫画だった。
ストーリーや闘い自体は結構王道を行ってて、温度も高かったし、泣ける漫画だったように思う。
これは、相当おススメ。



第1位 『バジリスクー甲賀忍法帖ー』
忍者物の大家・山田風太郎先生の小説『甲賀忍法帖』を、せがわまさき先生が漫画化。
『ヤンマガ』がエラい勢いがあった時、できた増刊『ヤングマガジンアッパーズ』(結構、レベルの高い連載が多かったが、残念ながら休刊に)に連載されていた。
甲賀卍谷衆10人と伊賀鍔隠れ衆10人による忍法殺戮合戦というとてつもなくわかりやすい構造だし、
それぞれのキャラと技がみな強烈だから、本当に面白い。
また、甲賀の弦之介と伊賀の朧が愛し合っているというロミジュリ設定もあり、単純にエンターテイメントとして秀逸。
せがわ先生の絵がとても色気があって、原作をパワーアップさせている。


 ちなみに、このコンビの『Y十M』も面白い。

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