『カムイ外伝 上意異変』
第3部完結。
もう普通に上質の時代劇。
カムイ外伝/上意異変 (My First Big SPECIAL)
漫画好き男子の漫画感想ブログ
正直、個人的には「この漫画が評価されすぎている」第1位だが、
それでも話題になるだけの衝撃的な世界観と面白さを持っていることは確か。
この漫画の見るべき所は、絶望である。
その絶望の元は、「巨人が人間を食う」という一点にある。
人間は本来、食物連鎖の最上位にいて、捕食されることがない。
だから、捕食されることへの衝撃が大きく、生理的に恐怖と絶望を感じる。
だが、その絶望の中でなお生きよう、闘おうとする姿を描くからこそ命の輝きが生まれる。
闇があるから光が輝き、死を前にして生を感じ、絶望の中に一筋の希望を見るのである。
しかし、捕食されることから生まれる絶望は多くの漫画で描かれていること。
『HUNTER×HUNTER』『彼岸島』『ガンツ』『寄生獣』…
『進撃の巨人』はこれらの作品と同じスタートラインに立ったに過ぎない。
絶望は描けている。だからつかみは良い。
でも、それは前提であり『進撃の巨人』はストーリーの展開で、その先へと進まなければならない。
正直、そのテンポが遅い。
7巻はまだちょっといいけど、6巻までは飽きかけていた。
まだ何一つ始まっていないように見えるのだ。
それと、戦闘シーンを絵だけで見れていくほどの画力がない(コマ割りは頑張ってるなと思うけど…)
ベルセルククラスの絵で描かれたら、すごいもんが出来そうなのに…
いろいろ言ったんだけど、
一言で言うとこうなる…
なんか、エヴァンゲリオンっぽいな。
これぞ、男の劇画。
男はセックスが強くてなんぼ。セックス強ければ、なんでも解決!
そんな2冊…
『オークションハウス Ryu国際画廊編』
『実験人形ダミーオスカー 哀しみの性人形バーバラ編』
特にダミーオスカーは凄い。
このサイトに詳しいまとめが…
1970年代〜80年代に連載されていたようだが、その頃にリアルダッチワイフ的な発想を考えていたとは…
『宇宙兄弟』
ある日の訓練。
朝起きて、ジョギング。
朝食食べて、ビークルに乗ってると、新メンバーがやってくる。
それは、ベテラン、エディ・J
サブメンバーのリーダーとして、正式に参加する。
こんななんでもない回が面白いのが、宇宙兄弟の凄さかもしれん。
朝起きた時のメンバーの何気ない行動やセリフ、ジョギングの仕方。
そういうものに、キャラの個性を自然かつ素敵にのせている。
この「素敵に」っていうのが、本当はなかなか難しいはず。
いい映画ってこういうのがうまいけど、そんな感覚がこの漫画にもある。
セリフのリズム感なのかな…
『デラシネマ』
女所長・上条尚弓が登場してから、すごくストーリーがまわるようになった気がする。
俊一郎や武晴に大きな味方がてきて、何をするにも前に進むというか…
ただ、その分、この2人だいぶ丸くなったなって感じもあるけど…
『主に泣いてます』
この漫画、どーでもいいやって思う回もあるんだよね。
でも、今回は妙にハマって面白い。
妻ゆっこと愛人いずみ、イタリアまで飛行機で13時間隣同士…
ゆっこがネチネチいびり、泉がうなされる。
ああ、寝れない2人はのノイローゼ…
『テラフォーマーズ』
『Dr.デュオ』
新連載は、医療漫画。
医療ものはあんまり外れないからアンパイ切ってきたなと思ったけど、1話目は想像以上に面白かった。
途中で「うわ、オレ今、めちゃくちゃハラハラしてるぞ」と思ったくらい。
天才外科医が死んでユーレイになって、主人公の高校生だけがそのユーレイを見ることができる。
そんなある日、主人公の幼なじみの弟が事故に巻き込まれて、ガラスが刺さって大出血。
このままでは、失血死してしまうという緊急事態の中、ユーレイ天才外科医のアドバイスに従って、主人公がカッターナイフで緊急オペをする。
ひとひねり効いた設定も面白いけれど、それ以上にグイグイ引き込むストーリーの構成力とスピード感のある展開、絵のコマ割りが見事。
「高校生がカッターナイフでオペをする」なんてまあ絶対ありえないんだけど、このオペを縫合までせず、動脈を露出させて出血をつまんで抑える緊急処置に留めているところが、リアリティを感じさせ、すんなりと感情移入できる。
最近のマガジン新連載の中では大当たり!
ただ、高校生のままじゃないよな。
次号では研修医ぐらいになってるかな?
『山田くんと7人の魔女』
今、マガジンで一番熱いのは、絶対この漫画。
山田くん、キスして入れ替わってる状態で他の人にキスしても入れ替わることが判明。
ということで、今週は、次から次へとキス乱交状態。
乱れ過ぎてて、だんだん誰が誰に入ってるかわからなくなっちまう。
さて、みんな気づいてて言わないことを言ってみよう。
コレ、セックス中にキスしたら、どんどん入れ替わって
とんでもないことになるな…
電子書籍で読む。
格闘漫画の中では異色中の異色。
なにせ、地球上のいろんな生物が地球最強を目指して格闘場で闘うのだから…
人類からも、人類最強の男が参戦するが…
相原コージ先生の漫画ですが、かなり面白い。
詳しい感想は iPadで漫画を読むで
久々に、ランキング、今回は、忍者漫画。
あくまで、自分が読んで来た物の中で独断と偏見にもとづいてますんで悪しからず。
おススメあれば教えて下さいね。
第5位 『風魔の小次郎』
車田正美 先生の描くかなり異端な学園忍者漫画。
連載は30年も前のこと。
現代を舞台に忍者の末裔達が学ランで戦うという設定は、なんだかすごく80年代っぽい。
しかも、木刀で戦うのだが、それが神が作った聖剣だというね。
神、材質選べよっていう…
コスモの戦士とか言ってて、このあたりの感覚が聖闘士星矢へつながるのかなと感じさせてくれる。
当時、腐女子がいたかどうかは知らないが、腐女子喜びそうな、ある種キャラ萌え漫画といえる。
第4位 『ムジナ』
相原コージ先生の描くなんかサブカル臭のプンプンする忍者漫画。
90年代、ヤングサンデーで連載されていた。
『カムイ伝』へのオマージュで作られたらしい。
主人公は卍の里のヘタレ忍者・ムジナ。
忍法跳頭(はねがしら)という頭のカツラをバネで跳ばしてハゲ頭を露出させ、ビックリさせて動きを止めるという、とてもくだらない技を必殺技としている。
ストーリー自体は面白いかったように思うのだが、スカッとは全然しないキャラ&画風で一般受けはしてなかった。
第3位 『カムイ外伝』
そんなムジナの元ネタ。
白土三平先生の描く、忍者劇画の金字塔。
抜け忍カムイの逃走と闘い、そこで生まれる人間ドラマを描いた名作。
なんで『カムイ伝』じゃなく『カムイ外伝』かっていうと、『カムイ伝』は読んでないから。
帰る土地も待っている人も持てない宿命のもと、流転し続けるカムイの生き様が実に哀切。
1つ1つの物語がよく出来ていて、人生や命について考えさせる。
第2位 『忍空』
忍空とは「忍術」と「空手」を組み合わせた武術。
主人公、子忍の風助をはじめとする 干支忍たちの闘いを描く。
独特のキャラと画風が、ハマったらクセになる中毒性の高い漫画だった。
ストーリーや闘い自体は結構王道を行ってて、温度も高かったし、泣ける漫画だったように思う。
これは、相当おススメ。
第1位 『バジリスクー甲賀忍法帖ー』
忍者物の大家・山田風太郎先生の小説『甲賀忍法帖』を、せがわまさき先生が漫画化。
『ヤンマガ』がエラい勢いがあった時、できた増刊『ヤングマガジンアッパーズ』(結構、レベルの高い連載が多かったが、残念ながら休刊に)に連載されていた。
甲賀卍谷衆10人と伊賀鍔隠れ衆10人による忍法殺戮合戦というとてつもなくわかりやすい構造だし、
それぞれのキャラと技がみな強烈だから、本当に面白い。
また、甲賀の弦之介と伊賀の朧が愛し合っているというロミジュリ設定もあり、単純にエンターテイメントとして秀逸。
せがわ先生の絵がとても色気があって、原作をパワーアップさせている。
ちなみに、このコンビの『Y十M』も面白い。
最近、表紙グラビアに柏木由紀ばかり見る気がする。
今週のスピリッツもそうだが、ヤンマガはフレンチキスで出てるし、先週のスピリッツもフレンチキス。
だんだん、カワイイ気がしてくるから不思議…
『闇金ウシジマくん』
ついに、DQNバスターさこちん追いつめられた。
次号、フルボッコの予感。
働くって何なのか?
生活保護って何なのか?
なまぽ達は税金を食いつぶす社会のゴミなのか?
働き蟻の世界でも2割怠ける蟻がいる。
じゃあ、その2割を排除したら、残りは働き者ばかりなのか?
否!残りの8割のうち、2割がやっぱり怠けだすという…
底辺は、相対的に生まれる。
ああ、悩ましき日本…もはや貧困国家なり。
闇金ウシジマくん 24 (ビッグ コミックス)
『バンビーノ』
フラグは立ちまくっていたが、ついにレガーレシェフ桑原,倒れる。
後任シェフに指名されたのは…伴。
新しいステージが始まろうとしている。
『監獄学園』
今週も、副会長白木芽衣子のローアングルがパネエ!
一言で言えば、ドテが片方ハミ出ている!
『絶品!らーめん娘』
今週も変わらず最低レベルの下ネタ。
その酷さ、むしろ潔し。
2巻が出るんだってね。わお!
『ワイルドチェリーナイツ』
江藤が修行の結果、くさくて汚い「スーパーモテない人」に進化。
餃子に本当にあうタレを探す旅は始まったばかりだ!
なんだか,カオスのヤンマガ…
ジョジョ好き必携の書。
中には、名言か?ってのもあるけども…
ジョジョの世界にドップリ浸れることは間違いない。
最も好きな名言は…
1部 ウィル・A・ツェペリのこの言葉
人間讃歌は
「勇気」の讃歌ッ!!
人間のすばらしさは
勇気のすばらしさ!!
この人間讃歌こそが、第8部まで続くジョジョの一貫したテーマ。
荒木先生の性善説を信じる姿勢が好き。