スピリッツ9号
『ラストイニング』
vs帝大戦。
残るは2イニング、3点リードだけど、エース日高、ヒジ壊すフラグ立ちまくってる。
このまま本当に壊したら、だいぶ嫌な感じだけど、どうなる?
『土竜の唄』
上海の高級クラブ。
クレイジーパピヨンが女の乳首をピーンと指で弾いて、始まる大乱闘。
やっぱカブいてるわ〜
漫画好き男子の漫画感想ブログ
16巻で、ついに王騎に最期の時が!
秦の武の象徴であった王騎が、趙の新しい三大天、李牧と龐煖の前に倒れた。
王騎ほどの存在となってしまうと、作者がストーリー上死ぬと決めていても、生半可な死に方では読者は納得しない。
しかし、この王騎の最期は文句のつけようがなかった。
圧倒的にスリリングで凄みのある戦いであり、死であった。
『キングダム』という壮大なる大河ドラマの中でも、伝説的名シーンとして後世に残ることは間違いない。
そして、この死が持つ意味は極めて大きい。
王騎の存在は、ここまで信が目指す「天下の大将軍」の具現化として描かれて来た。
「天下の大将軍」を目指すと言いながら、右も左もわからないヒヨッ子の信には、どうしても道標が必要で、その役割を果たしたのが、他ならぬ王騎だった。
『キングダム』は信が王騎になる物語なのだ。
だが、同時に王騎は一貫して「過去の大将軍」であった。
信が自らの目的地をある程度理解し、自らの足でその方向へ進めるようになった今、王騎の役割は終わってしまった。
信が成長した故に、信が更に成長するために、王騎は死なねばならなかった。
そして、その死と引き換えに信の前に、李牧という強大な壁が登場することになる。
さらに、信のライバルとして、王賁、蒙恬といった若武者が台頭。
王騎の死をもって、中華に新しい時代が到来した。
変えてみました。
テンプレートは BTemplatesというサイトからダウンロード。
デザインはよくなったけど、字が小さくなっちゃった。
もう少し、大きいといいんだけど…。
欲望の守護天使編が終わり、ガッツの生い立ちとグリフィスとの因縁を描いた黄金時代編に突入。
殺された女の腹から泥の中に生まれ落ち、傭兵団に拾われたガッツ。
9歳で初斬し、男に犯され、親代わりのガンビーノを殺して逃走し、グリフィス率いる「鷹の団」でようやく、はじめて居場所を手に入れる。
ここから、「蝕」までの物語は、今まで見た全てのジャンルの全ての作品の中で最も面白い。
無邪気で美しい孤高の存在、グリフィス。
その先に待ち受ける忌まわしい運命を、三浦先生はこの時点ですでに決めていたのかと思うと、驚嘆せずにはおれない。
映画がまもなく公開ってことで、ワイド版が立て続けに出る模様。
はっきり言うと、『ジョジョの奇妙な冒険』を除く全ての漫画の中で、最も面白いと思っているのがこの『ベルセルク』
『ジョジョ』は愛しすぎていて冷静な判断ができないので、殿堂入り、ナンバー0ってことで、事実上のマイ・オールタイム・ベストなのです。
というわけで、久々に読み返す第1巻。
「それは、剣という呼ぶにはあまりにも大き過ぎた。大きく、分厚く、重く、大雑把すぎた。それは、まさに鉄塊であった。」
と綴られるガッツの大剣の描写、1字1句覚えてたことに我ながら感動!
この1巻は、黒い戦士ガッツがひたすら化け物達と戦い続け、ゴッドハンド5人登場で終了。
この頃は、なぜガッツが戦っているのか?
ガッツの首の烙印はなんなのか?
ゴッドハンドって何?
などなど、読者にとっては謎だらけのまま進み、何も明かされていかない結構不親切な構成。
はっきり言って次の『黄金時代編』に入ってからの方が読みやすく、映画化もどうやら黄金時代編らしい。
でも、何がなんだかわからないままでも、夢中になって読まされたのは、その世界観と造形に圧倒されたから。
いちばん最初に私の心を奪ったのは、「真紅のベヘリット」
なんだ、この造形は?なんだ、この響きは?
三浦建太郎先生は天才に違いないと確信した瞬間だった。
そして、ゴッドハンド登場の瞬間。
「ベヘリット」が泣き、異次元の扉が開く。
その異次元空間の描写と5人の異様なゴッド・ハンドには凄まじい衝撃を受けた。
あの時の絵は、人生のいついかなる時も脳裏に甦らせることができる。
私は、映画なら『ロード・オブ・ザ・リング』が好きだし、どれだけしっかり世界観が確立されているかを「面白い」の基準にする所があります。
そういう意味で『ベルセルク』はパーフェクト。
もちろん、その世界観には中世ヨーロッパやキリスト教、悪魔崇拝などのモチーフはありますが、そこから飛翔した独自の世界の解釈があり、他のファンタジー作品には絶対にない、唯一無二の絵をたびたび見せてくれます。
もはや、私にとって三浦先生は漫画の作者ではなく、世界の創造主といった方が近いのです。
しかし、本当にこれが凄まじく面白い物語だったことは、まだまだ後にわかることだったのです。
奇才 白土三平の1960年代の名作忍者漫画。
抜け忍となったカムイが、次々と差し向けられる刺客忍者達と闘いながら逃走を続ける物語
『カムイ伝』のスピンオフ的作品にあたる。
絵のタッチがザ・劇画なので、最近の週刊少年ジャンプを愛読するような読者層には受け入れられないかもだが、読めばものすごく面白い。
まず、戦闘シーンが本当にウマい。
セリフはほとんどなく、絵のみで忍者ならではの疾走感のある戦いを描いている。
正直、昔の漫画だからそこまでじゃないっていう先入観があったので、それは本当にビックリした。
今のように「大ゴマ見開きで迫力出すぜ!」みたいなのはないのに、絵でグイグイ読める感じ。
昔の漫画ナメたらダメですね。
そして、ストーリーもすごく良い。
この巻は、カムイとカムイを追う追忍ウツセ、剣術の名門 尾州柳生家との因縁・戦いを描いているが、登場人物の運命の絡み合いを見事なドラマに仕立てている。
勧善懲悪感はほとんどなく、カムイが勝利し生き延びた後にも常に哀しみが漂う。
『カムイ伝』もいずれ読もう。
カムイ外伝/剣風 (My First Big SPECIAL)
各所で話題の『悪の華』最新刊5巻が出たようですが、その前に1〜4巻まで一気読み。
ボードレールを愛する文学少年 春日高夫は、ある日密かに想っていた佐伯奈々子の体操服を盗んでしまい、その場面を同級生の仲村佐和に見られてしまう。
弱みを握られた春日は、仲村に「盗んだ体操服を下に来て佐伯とデートしろ」など、様々なド変態要求をつきつけられる。
そして、徐々に仲村に惹かれ始める春日は、たびたびド変態暴走モードに突入し、女生徒全員のパンツを盗んだり、もはや性犯罪者の域に。
「このクソムシが!」「ズブズブのド変態でしょ!」
など常軌を逸した罵倒の言葉が実に印象深く、グッサグサ刺さってきます。
思春期特有の出口の無いドロドロとした鬱屈と仲村、春日の変態っぷりにゾクゾクしながら読む漫画。
これきっと、作者自身がド変態です。
ド変態キャラの漫画を描けば、人気でて売れるんじゃないか?みたいな商業的動機で描いているというよりも(もちろんゼロではないでしょうけど)、思いっきり自分のズブズブの変態性をさらけ出したいという、私小説家的自己顕示欲求&性的欲求に基づいて、極めて真摯に描かれている気がします。
作者の押見修造先生自身が、影響を受けた作品に喜国雅彦先生の『月光の囁き』をあげていることからも間違いないでしょう。(『月光の囁き』も“性癖”に真摯に取り組んだ名作。)
これは、変態から世間様へのアプローチです。
なんて言うと「人間はみんな変態だよ」みたいな一般論がありますけど、ここでいう「変態」はそういううわべのファッション変態とは一線を画しています。
自分の奥の奥からわきあがる凶暴な獣のような変態性。
良識ある人間なら保つべき「倫理」を食い破り、自分を犯罪者へと落としかねない制御不能の獣。(現に、春日くんも体操服やパンツを盗んだ犯罪者である)
押見先生は、そんな自分の飼う変態獣と対話しながら描いているのでしょう。
違ったら、ごめんなさい。
でも、正直、自分もあっち側の人間だから、わかります。
董卓が呂布に殺され、混沌としてきた天下の行方。
曹操が勢力を伸ばし、劉備も徐州の太守に。
お互いが意識し始め、ぶつかり始める。
そして、曹操の策略よって、裏切り者の代名詞呂布が今度は劉備を裏切り、徐州を乗っ取る。
それにしても、戦争、和解、裏切りの連続。
最近、「キングダム」にはまってるのもあって思うんだが、中国は本当に戦乱時代が多いね。
すぐに国が乱れるというか…
大きすぎるんだろうな、1国にしては…
本当にこの漫画に会えてよかったと心から思います。
一個もつまらないところがない。
ずっとハラハラしっぱなし。
信と姜瘣が龐煖と戦うくだりは、信は主人公だから死にはしない、姜瘣もヤンジャンでまだ生きてるしと思いながらも、龐煖のあまりの強さに絶望的な気持ちになり、さすがにどっちか死ぬんじゃないかと気が気じゃなかった。
そして、尾兄弟をはじめ、飛信隊の兵たちが、必死で気絶した信を逃がすところは感動。
ずっと生き延びてきた尾到がついにここで力つきた。
その死には涙が止まりませんでした。
兄の尾平もいつかは死ぬんだろうか?
あんだけ激しい戦争ばっかりしてたら、どこかで死にそうですが、何とか生き延びてほしい。
飛信隊は全然防具つけてないから心配なんだよね、少し何かつければいいのにといつも思う。
あれで重装騎兵とぶつかるとか正気の沙汰じゃない。
ただの農民達だからしょうがないのか?
『へうげもの』
『デカスロン』の山田芳裕が描く戦国武将古田織部の数寄狂い物語。
この漫画自体がカブいていてめっちゃ面白い。
現在、関ヶ原の決戦まっただ中。
日本史史上最大のこの戦も、この漫画にかかればひと味違う!
今週、島左近が撃たれたところに「島、OUT〜!」の文字。
秀逸やわ〜、吹き出した。
古田が作った爆弾は陶器製。敵陣に飛んでって割れたら春画が出てきて、それを拾って読み始めたところに弓を射て倒すとか、やりたい放題。
小早川秀秋がなかなか参戦せず、いらだつ家康(これは史実通り)
そこで小早川を説得するために古田が向かうが、時間がねえってことで投石機で古田自身が飛ばされるアホな展開。
好き。
『鬼灯の冷徹』
最近、各所で評判ですね。
閻魔大王の秘書(なのかな?)ドSキャラ鬼灯(ほおずき)と愉快な地獄の仲間達って感じのコメディ。
ギャグ漫画としてキャラがしっかりたっていて普通に面白い。
来週は、『宇宙兄弟』が楽しみ。ついに日々人、復活なるか?
やっぱりアツい『キングダム』
どんどん強いヤツが出てくるんだが、バシバシ死んでいく。
今週号も…「コイツ、もう死ぬんかい」って感じ
凄いな、ほんと凄い。
そして、騰の「ファルファル」が好き。
元、王騎の副官、あんなに強いか!
『極黒のブリュンヒルデ』
ヤバそーな新連載が始まった。
作者は『ノノノノ』『エルフェンリート』の岡本倫。
どういう漫画になるかも、まだよくわからないけど、ヤバそーな予感だけはプンプンする。
『GANTZ』
なんか、凄い。
もうよくわからないけど、思い返せば最初からよくわからないわけで…
ただ、それでも凄く面白いのがこの漫画なわけで…
でも、最近は面白いのかもよくわからない。
面白いか面白くないかという次元で判断する漫画じゃないのかもしれないし…
ただひとつ言えるのは、凄い。
特に画力はハンパない。
完結したら、最初から読み直そう。
今のヤンジャン、中途半端な漫画がなくていいかも。
表紙の新垣結衣、ショートでイメージだいぶ違う。
『賭博覇王伝 零』
100枚ポーカーやけにあっさり決着したなと思ったら、ジュンコとさらなる勝負。
しかも、今度は零が考えたカードゲームとか。
どんなゲームなんだ?
来週に期待。
『AKB49〜恋愛禁止条例〜』
デビューを目前に控えた研究生ユニット ゲコク嬢。
工事現場でのバイト(実はプロモーションも兼ねてた)が最終日で現場の作業員たちにサプライズライブ。他愛もないエピソードだが、結構うるっとくる。
この漫画家、うまいと思います。