2012年2月5日日曜日
ヤングアニマル3号
普段は買わない『ヤングアニマル』を購入。
付録のベルセルク鷹の団団旗バンダナが欲しかったから。
セブンイレブンのみでの限定付録らしいので、欲しい方はセブンイレブンで…
さて、そんな『ベルセルク』最新話。
海神との戦いが決着へ。
昔と比べて圧倒的に進化しているのは、その画力。
この画力があるから『ベルセルク』はファンタジーとして大きな説得力を持つ。
黄金時代編を『ベルセルク』のピークとする読者もいるようだが、私はその考えには賛同できない。
男の成長物語と夢と人の心が持つ魔を描いた黄金時代編の構成は確かに神の所業と感じるが、今の『ベルセルク』は『世界』そのものを描いている。
これによって、この漫画はより正統なるヒロイックファンタジーへと進化を遂げようとしている。
ヒロイックファンタジーにおいて、その『世界』がどう成り立っているのか?
あるいは、どういう風に解釈されているのか?
それはもっとも重要な構成要素である。
その世界観を今、じっくりと三浦先生は構築している。
いや、正しくはすでに頭の中では構築されているであろう世界を、丁寧にアウトプットしている。
栗本薫先生が亡くなられ、『グインサーガ』が途絶えた今、世界に通用する日本のヒロイックファンタジーとなりうるのは、『ベルセルク』しかないと思う。
漫画だからと差別されることなく、いずれ古典となるべきである。
トールキンの『指輪物語』やワグナーの『ニーベルングの指輪』さらにはホメロスの『オデュッセイア』のように…。
他に気になった漫画は…
『KAPPEI』
『デトロイトメタルシティ』の若杉公徳が描く終末戦士ギャグ漫画。
これも面白い。
『PUNK』
今回の話だけ見ても全くワケはわからない。
『おしゃれ手帖』の長尾謙一郎だから当然。
不条理さと凄みがさらに増している感じ。
最初から読みたい。
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